COLUMN
シドニー2000TV観戦記(00.9.17)
サッカーは勝ち点3。でも大変なことになってしまった…。
いやはや大変なことになってしまった。
スロバキアに勝って、勝ち点6でD組トップ! でもでも、これは大ピンチである。まさかブラジルが南アフリカに負けるとは…。おかげで、グループリーグ最終戦は、日本にとって崖っぷちの試合になってしまった。
しかも相手はブラジル。手負いのブラジルは決勝トーナメント進出のために、文字通り必死で戦ってくる。順当に、というのは残念だけど、本当のことだから仕方ない、ブラジルが日本を破れば、勝ち点はブラジル「6」、日本「6」、南アフリカがスロバキアに勝てばやはり「6」。そして得失点差をみれば…。
まったくなんてことだ。アトランタに続いて、2勝しながら決勝トーナメントへ進めないという危険性も、出てきてしまった。
もちろん、日本がブラジルに勝てば問題ないのだけど。ちなみに引き分けでもOK。うーん、本気のブラジル相手に日本がどこまでやれるか。他人事のように言わせてもらうながら、20日のブラジル戦は、ものすごく楽しみな一戦です。だって本当に本当の本気の試合だから。
さて、スロバキア戦。前半は何ともまったりとした展開。日本もスロバキアも大したプレーはしないまま、ハーフタイム。森岡、中田が第1戦に続いてイエローカードをもらうなど、不用意な場面もあった。
後半、酒井を入れて、中村を真ん中、三浦を左、中田を1・5列目に入れてから、がぜん試合が動き出す。日本がアクティブになったこと、同時にスロバキアが前後に長くなったことで、チャンスを作れるようになった。
1点目はほとんど三浦のゴール。あんなふうに思い切って勝負してチャンスメークできるのは彼の魅力です。それにしても中田のヘディングシュートは珍しかった。それ以上にゴール後のあの天真爛漫な笑顔も。あんな嬉しそうな顔を見たのは、一体いつ以来だろう。もしかしたら、ワールドユース以来かもしれないな。
中田自身のプレーは第1戦、第2戦ともそれほど良くはないのだけど、1試合に1つか2つ、決定的な仕事をするのはやっぱりさすが。と考えると、ブラジル戦に出れないのは、ものすごく痛いわけで。
素晴らしかったのは、稲本。もうスーパーでした。もう何も言うことはないくらい。ここのところのプレーをスカウトが見ていれば、必ずオファーが来ることだろう。
そんなわけで、勝ったものの、終わった瞬間、「やばい!」というサッカーだった。救いは、実況が山本アナでその辺の事情をわかっていたこと。これが第1戦アナだったら…と考えると、ぞっとする。
その他には、トライアスロン男子、野球、ウエイトリフティング、エアピストル、競泳、ソフトボールなどを見た。
なかでも面白かったのは、エアピストル。一発ごとに順位と差が明らかになり、とてもスリリングだった。特に日本の福島がメダルまであと0・6ポイントに迫った終盤は、見ているこっちも一気に集中が増した。実況アナも小声でささやくように話したりして、静寂と緊張感がよかった。
前回アトランタでの大発見、ソフトボールは相変わらず見どころが多くて、面白い。明日の中国戦も楽しみだ。