『日韓ワールドカップの覚書』

            2004年10月刊/講談社/1680円



 単行本が出版になりましたので、ここで簡単にご紹介させていただきます。

 本書は、80年代の終わりに、夢のまた夢だった「ワールドカップ日本開催」を志し、プロリーグ(Jリーグ)を創設し、サッカーを人気スポーツへと勃興させ、ついには2002年に「ワールドカップ」を実現した日本サッカーの物語です。

 サッカーがまだマイナースポーツだった80年代後半に描かれた途方もない夢が現実となるまでの過程で「彼ら」は何を考え、どう行動し、いかにドリーム・カム・トゥルーを成し遂げたのか。
 また「彼ら」とはそもそもどのような人々であったか。それぞれの人生においてサッカーとワールドカップはどのような意味をもっていたのか。
 そして、バブルが崩壊し、失われた10年を過ごしていた日本において、なぜサッカーだけが興隆できたのか……。そんな視点での物語です。
 ぜひ御一読ください。

 もくじ

 プロローグ
 第1章 途方もない夢
 第2章 両輪
 第3章 横風
 第4章 合戦
 第5章 チューリヒの太陽
 第6章 TOGETHER
 第7章 軋轢
 第8章 サッカーは続く
 エピローグ
 あとがき


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