2008年8月


 8月1日(金)
 午前から午後、サッカーダイジェストの原稿。
 夕方、平塚花火見ながら、ゆっくりジョグ6キロ。

 8月2日(土)
 甲子園開幕。夕方、茅ヶ崎花火見ながらジョグ4キロ。
 今日は昼飯も夕飯もマナフード。
「日常ってのは重たくて湿っぽくて息苦しくて生温かくて、いつの時代も若者は日常に耐えられない」(押井守)。

 8月3日(日)
 マーメイドカップ@鵠沼。Pカンで激日焼け。浅尾さんが出てるので広瀬とも会う。
 今日の「ウチくる」@CXは八木亜希子。彼女が入社した年、取材した。有賀さつきメインだったんだけど、八木さんが一番きれいで、向こうが透けて見えそうなくらいの透明感で、すっかりのぼせ上がっちゃったような。ホント未知のかわいさだった。あの後、何度か手紙のやりとりもさせてもらったんだよなあ。俺もまだ仕事始めたばかりの無邪気な頃だった。

 8月4日(月)
 今日は伊勢原の山でビーチバレー見学。産能大の来年度セレクション。結構面白かった。コートもすごかった。
 山を降りてベルマーレの、今度はサッカー練習見学@馬入。田中姿子さんとばったり。
「本気の気持ちってのはバカになるってことだよ」織田裕二@太陽と海の教室@CX。このドラマでは吉高という女生徒役の子がいい。新人か。

 8月5日(火)
 都心は大雨に見舞われているようだが、こっちは一滴の雨も落ちず。おかげで江ノ島花火も開催。海沿いサイクリングロードを走りながら鑑賞。何だか今年は発色いい気がした。
 松本サリン事件で、はじめ犯人と疑われた、本当は被害者の河野さんの奥さんが亡くなられたとのこと。河野さんや、拉致被害者の家族たち、光市で妻と子供を殺された夫、そんな理不尽な目に遭い、しかし人間としての理性と自制を失わず、なおかつ黙らず闘い続けている人たちによって、この世界はぎりぎりのところで保たれていると僕は思う。

 8月6日(水)
 トルシエのテープ起こし、携帯サイトの原稿書き。
 夕方、ジョグ6キロ。かなりキツかったけど、楽せずキープ。
 今日から北京五輪、サッカー先行開幕。なでしこはNZと2対2ドロー。いいチームだ。
 映画「しゃべれども、しゃべれども」(平山秀幸)。落語いい。

 8月7日(木)
 昼、MDPの原稿。午後、サーフィン。つながり気味の波でうまく立てず。最後だけ何度かうまく乗れた。
 北京五輪、男子サッカー。日本0対1アメリカ。まだ開会式前だというのに、これで事実上終戦。
 赤塚不二夫葬儀でのタモリの弔辞。胸が詰まる。

 8月8日(金)
 昨日の弔辞の印象強く、だからかえって「いいとも」「Mステ」の普段通りのタモリに感じ入る。
 夕方、ジョグ6キロ。キツかったが6分台できっちり走る。
「相棒」再放送@テレビ朝日は「冤罪」。青山知可子、一色彩子と僕が大好きな、ちょっとした縁もあった女優が揃って出てた。
 北京五輪開会式。チャン・イーモウ演出。すごい花火。火事が心配になるほど。
「愛妻日記」(重松清)読了。直木賞作家が書く官能小説。みんなトライしてみたくなるジャンル。

 8月9日(土)
 甲子園と五輪で忙しい。
 湘南×セレッソ大阪@平塚。3対0で完勝。ナイスゲームで気分よかったので、大好き屋でサポーターさんたちと軽く飲んで帰る。
 谷亮子は銅メダル。でもさすがに堂々。

 8月10日(日)
 時差なし五輪だぁ、と喜んでたので、水泳の午前決勝、午後予選を見ながら妙な気分。でも考えてみたら時差がどうこうというより、アメリカ時間で競技は行なわれるのだ。
 昼からサッカーダイジェストの原稿書いて、公園でリフティングして(29回!)、北京の男子サッカー、日本対ナイジェリア見て。反町ジャパンはグループリーグ敗退決定。
「描けないものは努力して描かなきゃいけない。自分が描けるものに引きずり込んではいけない」(宮崎駿)。

 8月11日(月)
 100米ブレストで北島、金。表彰式ののメダルプレゼンターは岡野俊一郎だった。バトミントンでは末綱・前田組が世界1位の中国ペア破って準決勝進出。オグシオは完敗。最後、潮田は切れてしまった。あとクレー射撃。最後シュートオフでメダルは逃がしたが、テレビの前で思わず静止して凝視。この手の競技はまさに息を呑む。
 夕方、ジョグ6キロ。無理しなくてもすーっと6分台で走れるように。
 夜、竢o版、大橋さんが茅ヶ崎まで来てくれて打ち合わせ。

 8月12日(火)
 柔道、谷村歩美、強い。陽性であることは美しいと実感。山口香の解説もいまや僕にとっては4年に一度のお楽しみでもある。柔道もそうだが、一般スポーツの解説は競技団体の人が務めているので、競技目線の解説が聞けて面白いし、手触りのある応援も気持ちいい。ピュアスポーツを感じられて。なでしこはノルウェーも5対1で撃破。
 坂井さんとランチ@天悠。相変わらずお世話になりっぱなし。もっとも安心&信頼できる人の一人。その後、嶋の紹介で前盛さんに鍼灸@学芸大。石垣島出身の前盛さんは、初対面にもかかわらず、立ち入った話を、けれど力むことも探り合うこともなく、フツウの声色ですっと話せる人だった。時々こういう人に出会えるから、僕は世間を信じていられる。
 帰りの東急線で「ぐっとくる題名」(ブルボン小林)読了。
 夜中、映画「ブラッドダイヤモンド」。シエラレオネと少年兵と、家族と友情と、大地とダイヤモンド。

 8月13日(水)
 北島、200米でも金。これでダブルダブル。2大会連続2種目優勝。
 午後、マナのよっしーとココスで四方山話。よっしーはイラスト描いてるので、ブックも見せてもらう。くたびれたコンバースの一枚がなんかグッときた。親指穴開いても…履き続けてた一足だというエピソード聞いて納得。

 8月14日(木)
 尾崎加寿夫@半蔵門。何年かおきにインタビューさせてもらっているが、何年経ってもまったく変わらない。人格がこれほど安定して落ち着いている人は珍しいと思う。
 地下鉄、東海道線乗り継いで平塚へ。大手町で道尋ねたOLさんが非常に親切で感じよかった。夕方、マスコミ塾。今日は村上実樹ちゃんがゲスト講師をやってくれた。さすがしゃべりがうまくて、うまいだけじゃなく説得力もある。

 8月15日(金)
 塚田の表彰式BGMは森山直太郎、さくら。メダリストに応じて、それぞれのヒットソングを流しているのかな。とすれば、世界中のお茶の間で母国のメダリストに拍手しながら、「あ、○○だ」となってるのかも。それにしても解説の篠原も思わず口にしていたが「男子柔道はダメ」。選手もコーチも男泣きしているが、これでソウルの斉藤以来重量級で金がとれない。
 一方で石井のリアリストぶりは際立っている。「自分はスポーツをやってるのではなくて勝負をしている。自分は日本代表なので、自分が負けたら日本が負けたことになる。だから冒険せず、勝ちに行きました」。
 バトミントン3位決定戦。はじめ実況がつかなくて、その間に平井アナはあまりにひどかった。実力バレた感じ。あれなら黙ってた方がよかった。卓球やバトミントンの静と動は十分視聴者惹きつける魅力あるのだから。思いつめた表情から突然躍動する様はスポーツの醍醐味詰まってる。
 夕方、海。砂浜、ロードを1キロずつ走ってからサーフィン。時々腹くらいサイズあるが、ヨレて波数多く、パドル不安定。あまり立てなかった。

 8月16日(土)
 伊調千春、また銅。でも清々しく「これまで歩いてきた人生は最高でした」。男前だ。あと女子ホッケーの二の腕がものすごくキレイだった。残念ながら日本は決勝トーナメント進出ならず。
 夜から朝、尾崎さんの原稿。
 途中、男子100米。ウサイン“サンダー”ボルト、9秒69。「世紀の欽ちゃん走り」@NHKは残るな。NHK深夜のアナウンサーは男女ともにいい。ちなみに100米で9秒台に突入したのは1968年メキシコ五輪。アトランタ(1996)で9秒8台が出て、今回一気に9秒6台にジャンプした。

 8月17日(日)
 五輪と尾崎さんの原稿を朝まで。女子の100米もジャマイカの1、2、3だった。そのまま女子マラソン見て寝る。
 午後、起床。水泳男子100×4メドレーリレーで日本、銅メダル。最近すごい。これで競泳は競技終了。レスリングでは伊調妹がアテネから連覇。浜口は銅だったが、本当に「彼女の笑顔は日本の太陽のよう」だった。
 夜から五輪気にしながら尾崎さんの原稿続き。
「できるわけない? それはおまえが自分で引いた『できません』という線だ。…生きることは自分の地図を作ることじゃない。そこからはみ出していくことだ」@太陽と月の教室@CX。

 8月18日(月)
 五輪の裏で甲子園も決勝。大阪桐蔭が初回いきなり連打から満塁ホームラン、しかもみんなファーストストライクを快打と猛打爆発。17対0で常葉菊川に圧勝。
 北京ではトライアスロン。女子で井手が5位、廣田が9位。観客とハイタッチしながらのゴールに、自然系競技の大らかさ。でもって僕のモチベーションも当然↑だったのだが、仕事が遅くて走りに出ることもできず。欲求不満。
 夜中、尾崎さんの原稿アップ。

 8月19日(火)
 寝付けずダラダラテレビの前。そして昼前に寝て、起きたら夕方。
 清原が引退を表明。今季限りとのこと。
 平成仕事図鑑@NHKのタイトルバックのイラストがいい。あと、ドラマ「四つの嘘」の余計な説明セリフなしの演出がいい。脚本は大石静。

 8月20日(水)
 当然、徹夜。早朝ジョグ。6キロは走るつもりだったのだが、重くてキツくてペース上がらず、距離も5キロに。
 ソフトボールはアメリカと対決。タイブレークの末負けたが、上野とアボットの投げ合いは見応えあった。山田もまさしく「女イチロー」なバッティング。そして続く、ページシステムでのオーストラリア戦にも上野が連投。7回2アウトから同点に追いつかれたが、延長12回でサヨナラ勝ち。300球投げた上野もすごいし、土壇場で持ちこたえるチーム力もすごい。
 陸上ではボルトが200も勝ち、ロスのルイス以来の2冠。5000メートルでは松宮が接触で靴が脱げ、3キロ近く片足はだしで走る。レース後のインタビュー「脱げても脱げなくても力の差あった」にはバルセロナの谷口を想起させる潔さがあった。

 8月21日(木)
 午前、6キロ走。今日もキツくてペース上げられず完全なジョグに。
 夕方、サーフィン。はじめ小波だったが徐々にサイズアップ。当然混んできてなかなかテイクオフできない。遠慮して譲ってしまうので。自信ないからなぁ。それでも2、3度いい感じで横に滑れた。
 マスコミ塾。今日は菊池芳樹がゲスト講師をやってくれる。2期生の西井さん、正野くん、小宮くん、竹尾さんが顔出してくれた。
 ソフトボールはアメリカにリベンジで金メダル。ずっと辛口解説だった宇津木さんが、その瞬間「やったー!」と裏返った声で。ちなみにソフトボールは今回で五輪種目から外れる。そんなわけでゲームセット後、日米の選手でボールを並べて「BACK SOFTBALL」のシュプレヒコール。敗れたアメリカのマネージャーが健気にボールを並べてる姿に胸熱くなった。
 渋谷駅にサル出現。

 8月22日(金)
 昨日金メダルのソフトボール。怪我で出られなかった内藤とナインの絆のドキュメント。何度見ても泣ける。野球は準決勝で韓国にまた負けた。
 陸上100×4リレーで、朝原、塚原、末続、高平の日本、銅メダル。いいチーム。「過去の先人たちの積み重ね」のコメントも素晴らしい。

 8月23日(土)
 ドラマ「四つの嘘」。エイジと別れた永作が、その熱く恍惚の日々を思い出して目を見開き、涙を……と思ったら、「あ〜あ」と伸びをして寝た。すごいシーンだった。
「お腹が空いたこともないのにごはんを食べる。興味もないのに勉学に勤しむ。友を愛したこともないのに友情を育む。そんなお化けが一番厄介です」@デスノート2
「(売れてたとき)一番外側にはもちろん嬉しいし、誇らしい気持ちがあり、でもその内側には少し戸惑いがあり、そのもっと内側には……」NOKKO@みゅーじん。
 セブンのバイトちゃん、デキ婚で今日でバイト辞めるとのこと。「いま4ヶ月」と嬉しそうだった。素直におめでとうな気分になる。

 8月24日(日)
 男子マラソン、佐藤。過去最低の76位。でも2時間40分台だもんな。北京五輪はこれで閉幕。参加するのか、勝つのか。強化する側も、応援する側も、そろそろはっきりした方がいい。そのあたりはベルマーレも同じ。
 鳥栖×湘南@パブリックビューイング@平塚商店街。雨、受信も途切れがち。でも「ベルマーレ」の合掌が商店街にこだまする。なかなかいい。

 8月25日(月)
 楠原千秋@平塚。五輪選手に五輪について。
「メディア影の権力者たち」読了。おどろおどろしいタイトルの割には中途半端な内容。
 女優の深浦加奈子さんが亡くなった。意地悪な役から正義感の強い役まで、騒々しい役から切ない役までこなせる安心感のある名バイプレーヤーだった。合掌。

 8月26日(火)
 早朝起床。インタビューの予習&準備。ジョグ5キロ。今日はいい感じ。涼しくなったからか。
 午後、犬飼会長@JFAハウス。

 8月27日(水)
 昨日に続いて犬飼会長@JFAハウス。昨日はスポルティーバで、今日はプレジデントファミリーの取材。
 帰りによっしーのペットアート展@銀座。ちょっと描く場所が違う印象。表現と表現者にとって場所はとても大事だ。適した場所と出会えるかが…と考えて、それは俺のことでもあるとしみじみ。
 東京駅でテルにばったり。「メキシコ行ったらまた(選手を)やりたくなった」と相変わらず元気。

 8月28日(木)
 ベルマーレの練習@馬入。新外人2人を観察。
 マスコミ塾。今日は小池くんにゲスト講師。
「先頭に立つものは時計のようなものです。全員に見られている。狂っていてはいけない」太陽と月の教室@CX。

 8月29日(金)
 昼、安藤美佐子@平塚。元五輪メダリストに、北京での後輩たちとソフトボールの今後について。
 MAREのコラム原稿。
 朝まで生テレビ@テレビ朝日、今月のテーマは「天皇」。「天皇家は共働き。古来からずっと」になるほどなぁ。

 8月30日(土)
 晴れ、曇、雷と目まぐるしい空。走ればいいのにダラダラしてるうちに雨。
 湘南×草津@平塚。4対0で大勝。札幌の三浦監督が見に来てた。入替戦の相手とみてくれてる? 帰りに小須田くん、飯竹くんとファミレス。

 8月31日(日)
 ジョグ5キロ。時計を気にしながら頑張って走る。
 午後、母とTEL。素子が帰ってくるらしい。夜中、浅田くんとTEL。昨今のサッカーマスコミの渋い状況について。